乳幼児突然死症候群ってなに?

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こんにちは。山崎です。

2月に保育施設でお昼寝中の生後4ヶ月の乳児が亡くなるという事故がありました。

亡くなられた赤ちゃんとそのご家族に心よりご冥福をお祈りいたします。

このような時、話題に上がるのが「乳幼児突然症候群(SIDS)」。

元気だったはずの赤ちゃんが、眠っている間に前触れもなく突然呼吸がとまってしまう病気です。

原則として1歳未満の乳児に起こり、生後2ヶ月〜生後6ヶ月に多く発生しています。

こんなことを言われると、赤ちゃんが眠っている間、気が気じゃなくなってしまいますよね。

かくいう私も、我が子が赤ちゃん時代は睡眠中に胸の動きを確認したり、鼻に手をあてて呼吸のチェックをしていたことを思い出します。

本来、赤ちゃんが寝たら「よし自分も今のうちに休もう!」「今のうちに家事をすませよう!」なのに、それどころではなくなってしまいますよね…

実はこの「乳幼児突然死症候群」、死亡状況の調査や解剖検査によっても原因が特定されないのです。

そして、予防方法の確立はされていません。

しかし、これまでの研究などから、以下のことを守ることで、乳幼児突然死症候群の発症率が低くなると言われていますので参考にしてみてくださいね。

  • 1歳になるまでは、寝る時は仰向けに寝かせましょう。
    医師からうつ伏せ寝を推奨されている場合は医師の指示に従ってくださいね
  • 母乳育児が可能な場合は、母乳で育てましょう。
    母乳で育てた赤ちゃんの方がSIDSの発生率が低いことがデータとしてわかっています。
    しかし、各家庭のご事情もありますので、ミルク育児でも問題ありません。
  • たばこをやめる。
    妊娠中だけでなく、赤ちゃんと生活する人は禁煙や分煙をしましょう。
    たばこの煙は、呼吸中枢に悪影響を与えます。

上記のポイントからわかるように、この乳幼児突然死症候群は「窒息」とは別物です。

しかし、乳児の睡眠中の窒息事故に注意しなければはいけません。

以下のことを参考にして今一度赤ちゃんの睡眠環境をチェックしてくださいね。

  • 赤ちゃんの敷布団(マットレス)は硬めのものを選びましょう。
    不意にうつ伏せになってしまった時の窒息を防ぎます。赤ちゃんに、枕は必ずしも必要ありません。
  • 掛け布団は軽いものを選びましょう。子ども用の小さなサイズやバスタオルなど、万が一顔にかかっても自分で蹴ったり体を動かすことですぐにずれる程度のものがおすすめです。
  • ベッドの真ん中に寝かせる。ベッドと壁の間にはさまることによる窒息を防ぎましょう。
  • ベッド柵を必ずあげましょう。ベッドからの転落による怪我や窒息を防ぎます。
  • ベビーベッドを活用するなど、すぐ隣で添い寝することは避けましょう。家族の体で圧迫されて窒息する事故も多くあります。
  • ベッドまわりには何も置かないようにしましょう。ベッド上の衣類や人形で窒息することがあります。

以上です。

大切な赤ちゃんの命ちいさなことからコツコツと守っていきましょうね。

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